
小佐野幹太、鈴木園子、松本夕祈、佐々木怜也
作品解説
コロナウイルスの拡大により郊外におけるキャンパスの意義は変化しつつあります。私たちは、エディブルキャンパスと題し、15分圏内におけるキャンパスでの暮らしを考えました。
SFCが位置する遠藤は、養豚場などの畜産から畑作や水田まで多様な一次産業が行われる土地です。SFCはそんな土地に現れた異空間とも言えます。キャンパスに通う生徒は、ほとんどが都内から通学し、SFCは授業を受けるだけの空間と化しています。
私たちはキャンパスにおける食について今一度考えてみました。食は多様な学びがある一方、人間の根源的なコミュニケーションの媒体でもあります。キャンパスでの食を考えることは学び以外の要素を浮き彫りにできるのではないでしょうか。私たちはキャンパスに多く存在する野草に着目しました。SFCはもともとの土地としての力が強くキャンパス内は食料の宝庫です。敷地には、スギナやドクダミ、ヨモギなど50種類以上の野草が植っていました。私たちはそれらをマッピングすることで、広大なSFCの敷地内を15分間移動した場合という制約のもとで収穫できる野草を可視化しました。更に、野草図鑑も同時に作成することで、毒草などに触れるリスクを無くすと共に、調理方法や活用方法を提示しました。また、それら一連の流れを説明する動画を作成しました。
本実践を公開することは、郊外キャンパスであるSFCの価値を、敷地内を15分間歩くと確保できる食材の多様性という新しい切り口でも発信するという目論見も含まれています。
私たちはキャンパスにおける食について今一度考えてみました。食は多様な学びがある一方、人間の根源的なコミュニケーションの媒体でもあります。キャンパスでの食を考えることは学び以外の要素を浮き彫りにできるのではないでしょうか。私たちはキャンパスに多く存在する野草に着目しました。SFCはもともとの土地としての力が強くキャンパス内は食料の宝庫です。敷地には、スギナやドクダミ、ヨモギなど50種類以上の野草が植っていました。私たちはそれらをマッピングすることで、広大なSFCの敷地内を15分間移動した場合という制約のもとで収穫できる野草を可視化しました。更に、野草図鑑も同時に作成することで、毒草などに触れるリスクを無くすと共に、調理方法や活用方法を提示しました。また、それら一連の流れを説明する動画を作成しました。
本実践を公開することは、郊外キャンパスであるSFCの価値を、敷地内を15分間歩くと確保できる食材の多様性という新しい切り口でも発信するという目論見も含まれています。